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2005年2月 9日 (水)

外見を取らずに中身を取れ!

バレーボール部のキャプテンをして県大会では準優勝、県のベストナインにも選出された生徒が有名私立大学から特別推薦された。英文学科に形式的な面接だけで進学できるのでご両親も大変喜ばれた。しかし、本人は腰を痛めており大学でのプレーは出来ないと医者から言われていたし、何よりも保母になりたいと思っていた。

悩んでいる彼女に僕は言った。「有名私立大学に進学しても保母にはなれない、だったら迷わず短大の幼児教育に進学すべきだ。おまえの未来はおまえが創るんだよ!欲しい知識や資格は有名私大にはないんだよ。」バレーばかりをしていた学力のない彼女は名もなき短大に進学し保母の資格を取得していたが保母の募集がなく別の職業に就いた。

縁あって僕の会社で働くようになった。そのうち郷里で保母の空きがあると連絡が入った。彼女は社長である僕に相談してきたので僕は言った。「やっと保母になれるな。あれから何年たったかな。さっさと辞表を書いて保母になれ!おまえたちのクラス全員朝8時まで教室に閉じ込めて、『己の夢を追いかけろ!』と講義をしたことがあったな。」人口6000人ほどの小さな過疎の町で彼女はやっと夢を叶えた。

仕事を始めれば最初は誰だってカッコ悪いし誰にでも出来そうな仕事ばかりだ。そのカッコ悪いぶさいくな仕事を体験しなければ仕事の中身は見えてこない。時として「夢」への挑戦は他人から見ればどうしてそんなことをするのかと思われる。何年かかっても僕の生徒に「夢」を追いかけさせる。僕の生徒は生涯僕の生徒であり続ける。「死ぬまで『夢』を追いかけろ!死ぬまでおまえたち勉強しろ!おいらに縁した馬鹿野郎どもは生涯大志を持って生き抜きやがれ!」今、僕の生徒は何十万人となったが思いは同じだ。

2005 02 09 [学問・資格] | 固定リンク