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2005年5月31日 (火)
採用すれども馬鹿にされ
創業時たったひとりで創める方も仕事が増えてくれば誰かを雇うことを考えます。ハローワークに行って採用の書類をいただいて書き込みます。労働時間、給与額、休日日数など記入しながら提出します。「ところで労災や雇用保険の手続きはお済ですよね?」この一言で雇用の大変さが始まります。雇用保険は経営者と従業員の折半ですが労災は経営者の全額負担でこれが驚くほど高い!
何やらいっぱい書類を渡されて記入して提出してきて下さいと言われます。なんとか記入してそれぞれの提出先に提出し、やっと面接を待ちます。ところがやってくるのは雇用保険を継続するために面接に来てくださる方が多く、真剣にここで働こうと思っている方はほとんどいません。「だって、ここ個人企業でしょ!」この馬鹿にされた一言でグサッときます。
やっとのことで採用すると仕事を教えなければなりません。ちょっとでも叱りつけると出社してこなくなりますし、法人企業に転職先が見つかればさっさと辞めてゆきます。「僕は君を正社員にしようと思っていたのに・・・。」「嘘でしょ!パートだからこんなとこ来たんですよ。正社員になるなら社会保険の付けてくれるところにしますよ。じゃ、ありがとうございました。」また、グサッときます。せっかく内定を出してもご両親が来て言います。「嫁入り前の娘、こんなとこに誰が行かすか!」これは僕の母がいつも利用している化粧品店のオーナー様から言われました。
そんな人とは違ってヤル気いっぱいで徹夜も辞さないで働いてくれるパートの方に出くわします。その人こそ将来の役員です。多くのベンチャーが大きくなりたくさんの社員を抱えるようになりますが、このとき役員は初期のパート採用が多いです。世の中、うまくできています。個人企業だと馬鹿にしている人は採用してもまじめには働いてくれません。ベンチャーですから採用時点ではヤル気のある人を徹底的に探し出すべきです。その人と会社を大きくする夢をいつも語り合ってください。
僕はそんなヤル気のある人を深夜、早朝自ら手書きチラシを製作してポスティングをして見つけました。ヤル気のある人はハローワークに行って見つけるよりも自らの足で自らの文章で探し出すべきだと思っています。ベンチャーですから、最初のパート採用で失敗すれば将来がありません。個人事業主、何で独立してしまったんだろうと悔しい思いをたくさんしますが洗礼だと思って乗り越えるしかありません。社会保険がなくとも時給が安くとも保証がなくても命がけでいっしょに働いてくれる酔狂な人がいるのです。


