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2005年6月 5日 (日)
人材は育てるものではなく見つけるものさ
資金のない創業者にとって最初の人材はその後を決定的にする存在だといっても過言ではありません。この人だと直感が働くまで採用は慎重にします。安易に妥協すると辞職されたり造反されたり仕事を馬鹿にされたりと何でそこまで言われて給与を支払うのかと泣かされてしまうのです。それはすぐさま赤字に直結してしまうのでベンチャーは人を育てるのではなく見つけるのです。
給与が安いと愚痴を言っている人がもっと給与の安いパート公務員に転職して行ったり、こんな仕事は出来ないとさんざ言われて転職先では素直なぶりっ子を演じていたり、さんざ罵倒しておきながら再就職を希望してきたりとベンチャー企業の経営者は日替わり修行メニューが目白押しです。それもこれもベンチャーなるが故の苦しさですが、これはと思える人材が必ずやってきます。
創業者は徹底的に最初の採用には神経を研ぎ澄まして待って探してこれはと思える人材を見つけます。その人は創業者とともにどんな苦労もいっしょになって乗り越えようとしてくれます。成功している起業家にはこうした人が必ずいます。井深と盛田、本田と藤沢、見つからなければあえて独りで仕事をすることです。そのほうがストレスを感じることなく仕事が出来ます。従業員はどんなに赤字を出しても退職すればチャラに出来ますが、創業者は廃業しても返済が重く長くのしかかります。
この人はと思える人を採用すれば徹底的に将来の夢を語ることです。その夢をいっしょに見て努力してくれるからこそSONYもホンダも世界企業に成長できたのです。創業者の貴重な財産を給与としてつぎ込む人材には徹底的にこだわって採用すべきです。目先の技術や見てくれの知識に妥協すれば、罵倒され馬鹿にされ会社を赤字にされてもなお、あなたはその人に給与を支払うことになり憎しまれて退職してゆきます。その人が退職したとき憎まれているあなたは悔しくて泣き崩れます。


