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2005年8月10日 (水)
日本を企業にたとえると
日本を企業にたとえれば、粗利益が46億円、借入金返済が18億円、営業経費64億円、負債総額483億円、社債発行による新たな負債が37億円、営業経費64億円のうち16億円は系列子会社への資金援助ですが、子会社のほとんども赤字経営に陥っています。ただ社員全員の社内貯金が1400億円あるので何とか社員の皆様から支援いただいて企業を守って欲しいと思っていますが、企業は大きくなると経営者がどんなに危機的状態にあるといっても社員はそんなことはないと安心しています。
再建を期待された経営者は営業経費の見直しから始め、系列子会社の支援打ち切りや赤字事業部の撤退・縮小・それに伴う人員削減を行って粗利益46億円以下に経費全体を抑えることを実行しようと試みましたが反対にあって小さな経費しか削減出来ません。これまでに何度か宣伝広告を打って売り上げ増加を期待しましたが売り上げは伸びず経費だけが増加してきました。そこで広告宣伝費を抑えていますが甘い汁を吸ってきた社員からは不評です。4年半、会議を頻繁に行っていますが時間の無駄で改革する気はありません。
赤字部門の整理縮小を進めてどんどん売却しようとしていますがM&Aには消極的で売却できません。今なら収益の出ている部門を売却して経費削減と負債の返済縮小が期待できますが反対と派閥争いで失敗しました。また、経費全体の25%を占める社員の企業年金を削減したいのですがこれもまた反対されて動きが取れません。経費の見直しをすれば使い込みや無駄な経費の使われ方が大量に発覚してきますが部課長の反対で削減できません。社内のもたれ愛が多額の赤字を産んで退職した社員は赤字系列企業の役員となり高給を取り遊んでいます。
社長はいちいち社員の多数決によって経営を決めているので思い切った再建策が打てない状態です。給与カット、工場廃止なども社員の反対によって実行不可能です。4年間がんばってきた社長も任期があと1年となり、さすがに堪忍袋の緒が切れて社内の改革反対派に会社から出て行けと言ってしまいました。M&A断固反対の保守派の社員はこの企業を守っているのは俺たちで社長は独裁者だと言って乗っ取りを計画しています。この会社の社債の買い手も少なくなり今は細切れにして社員に買ってもらっています。さて、格付けの低いこの会社の株をいったい誰が買うというのでしょう?


