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2006年6月 5日 (月)

子供はいつも愛されていることを確認する

知り合いのお母さんが、子育てで悩んでいる。長男は勉学に励み、京都大学に進学したが、弟は高校を中退して、深夜まで付き合っている女性と家でいる。頭に来ているお母さんは、子供の顔を見るのも嫌になり、家に帰ろうとしない。落ち込んだり、怒りたくなったり、感情に揺さぶられて自分自身が分からなくなっている。

僕は、兄弟を比べて生活しているお母さんの言葉で弟は心に大きな傷を受けていると話してあげた。小学生の頃から、お兄ちゃんと比べて何かとアドバイスして、お兄ちゃんにできたことはあなたも出来ると励ましたつもりが裏目に出ていると言った。子供はお母さんが大好きで、精一杯お母さんに応えようとする。「お母さんに愛されたい!」ただ、それだけで努力する。

しかし、自分の努力を認めてくれなくなれば、大きく傷つき、お母さんを困らせるような行動をとるようになる。それは、お母さんの視線を自分に向ける行為でしかない。お母さんが心から許してと謝って、子供を心から愛してあげるまで子供はお母さんの愛情を受けたくて自虐的な行動をとる捨て身の訴えだと教えてあげた。

子供は親の思うように生きてはくれない。思うように生きてくれるとすれば、それはまだ親離れできていない行為だ。親は子供が自立できるように、いつかはおまえはここから巣立って行けと激励してあげねばならない。子供が大きくなっても親から離れられないのは、いまだ精神的には子供である証拠だし、それは親の愛しかたにいびつがあったことになる。

最近は30代の人を見ても、こうした症状を抱えている大人になった子供をよく見かける。お母さんからたっぷりと愛情を注がれなく大人になったので、考え方や行動が子供っぽく感情的で自閉的だし、諦めも早い。しっかりと愛情を誰かが注いであげると、その人はやっと大人になる。人は愛情を注がれて成長する生き物だ。

2006 06 05 [育児] | 固定リンク