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2007年5月13日 (日)

郷里の街は滅びていく

生まれ故郷の和歌山県有田郡湯浅町に行き、小学校以来の路地や商店街を歩いてみた。昭和30年代、車1台やっと通れるような道幅の狭い商店街は人でごった返していた。小学校低学年の僕は陳列している商品を見たり、小さなお店のご主人や奥様が元気よく掛け声をかけて笑いながら販売している様子が昨日のように思い浮かぶ。街は活気に溢れて若い夫婦や子供たちでにぎやかだった。

街の山すそに住んでいた小学校低学年の僕は町の商店街を抜け、両側に2階建ての長屋が林立するを小路を通って、海側に住んでいる友達の家まで歩いた。40年以上経ち、商店街はほとんどのお店が閉店したり、何の魅力もない埃だらけの商品を陳列していたり、人気(ひとけ)のないお店ばかりだった。お腹がポコンと出ていたおじさんがいたパン屋はなくなっていた。

街の至る所は空き地になり、ご老人がのんびり日光浴をされていて、すっかり寂れてしまっていた。2階建ての長屋は誰も住まなくなり廃墟になっていた。若者は郊外に住み、子供の姿はまったくといっていいほど見えない。こうして街が廃墟になっていくのだろうなと思った。小路の長屋に住んでいた友達の家もなくなり、僕の小学校以来の思い出の散歩は終わった。

2007 05 13 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク