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2007年7月12日 (木)
ユーロ高で潤うヨーロッパ経済
ユーロ高が止まらないが、この流れはしばらく続くと思われる。ドル安ユーロ高はアメリカの財政赤字を増税しないで削減する効果を持っている。ドルからユーロへの投資が活発に行われ、世界の外貨準備の通貨別シェアは1999年ユーロ17.9%から2006年度25.8%に伸びている。ユーロ高になればドルよりもユーロで保有している方が有利だ。
例えば、1万ドル=1万ユーロの時、ユーロを買っておけば、1万ドル=5000ユーロというドル安ユーロ高になれば、持っていた1万ユーロをドルに換えれば2万ドルが手に入る。こうしたドル安ユーロ高の中で、米ドルは中東諸国にとっても他の国にとっても魅力ある貨幣とはいえなくなりユーロで保有するようになってきている。
ユーロ圏の人々にすれば、これまで1万ユーロ出さなければ買えなかったものが5000ユーロで買えるようになり、賃金上昇がなくても物価が下がることで実質所得が増加する。こうして購買力が増したユーロ圏の人々の活発な消費活動によりユーロ内の経済は好調になる。また、輸出産業もアメリカ頼みから発展途上国への輸出の拡大によって好調を維持できている。
日本の円はドルに対してもユーロに対しても円安なので、海外旅行をする方にとっては今までと同じであっても、出費が今まで以上にかさむことになる。こうした為替を反映して、日本人の海外株式投資や海外債券投資が活発になってきている。それでも、欧米の方の金融資産の保有率からすればまだまだ投資元年といった状態で、これから益々投資は活発になっていく。


