« ガソリン価格の上昇と株価への影響 | トップページ | 相手を責める人には、誰も助けをださない »
2007年11月16日 (金)
前払い授業料は企業の負債という認識がない経営者
生徒の方が前払いで授業料を100万円支払った場合、ほとんどの生徒はクレジット会社との契約になり60回などの分割によって毎月支払うが、企業はクレジット会社から一括して100万円の入金がある。つまり、契約時点で100万円の現金収入が発生する。
現金100万円/前受授業料100万円 と仕訳けるが前受授業料は負債であり資本とはならない。しかし、キャッシュフローは100万円増加し格段に良くなる。損益計算書はこのうち実際に授業を消化した分だけになるので契約時点では0円でしかない。この差額が経営を狂わせる。
もしも10ヶ月間の授業契約であれば、毎月の損益計算書は売上10万円を10ヶ月間記載するが、教室担当者は入金時点での売り上げを記載したくなるので、当月の売上100万円と報告する。これを損益計算書も100万円と勘違いして経営したがために潤沢なキャッシュフローを使おうとする。
前受け金は負債として別途積み立てておく必要があるが、使い切ればただで行う授業=借金だけが残るのと同じこと。前受け金での経営は簿記の知識が乏しい経営者には致命的で、拡大路線を突っ走る潤沢な資金が社内にあると思わせる。金銭感覚のない人が、現金があるだけ使い切ってしまい後悔するのと同じこと。


