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2007年11月22日 (木)

ますます悪化する日本の中小企業の業績

2007年度から小規模企業の業績悪化が顕著になってきている。毎月の倒産件数は1200件程度になりさらに増加傾向がうかがえる。ROA(総資本利益率)=(営業利益+営業外収益)÷総資本×100% でみると、中小企業では2005年度4.4%、2006年度3.8%と悪化したのが大企業や中堅企業では反対に改善されている。この傾向はますます謙虚になっていく。

原因は原材料の高騰に加えて製品価格が抑えられていること、輸出の伸びが悩み、法規制や緩和、輸入品との競合、消費の低迷などがあげられる。大企業や中堅企業の業績好調の要因は、海外への生産や販売網を築いていること、圧倒的なマーケットシェアを確保しているか競争力のある商品を提供して価格決定権を維持していることがあげられる。

僕は全国各地の法人会や商工会議所、企業主催の講演会で講演させていただきますが、大企業や中堅企業では経営陣にしっかりとした簿記や税務、労務などの知識、企業倫理、事業計画や資金計画の知識を身に付けていることがうかがえるのに対して、中小企業、特に小規模企業ではこうした知識がほとんどないので感情や感覚でのお話が多くなる。

小規模経営者は何でもできなければ即座に業績に反映される。簿記の知識がないので事業計画書が作成できずに銀行からの融資が受けられないで町金融に走る経営者は、高利の融資を受けて資金繰りをみずから悪化させていく。資金繰り表が作れない経営者は無計画な販促費や仕入れを行い支払い時に狼狽する。マーケット戦略がないので分析検証のない広告宣伝をしてしまう。

こうした経営者としての基本がない経営者が日本には実に多くいる。こうした経営者としての基本を身に付けていない、身に付けていても実践できない企業が衰退しているように思う。ヤル気のない経営者が企業経営をする時代は終焉している。しっかり勉強して、企業経営者として立派に成長してもらえれば業績悪化の大半は改善するが、補助金頼みでは付け焼刃でしかない。

2007 11 22 [経営] | 固定リンク