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2008年2月29日 (金)
配慮できるかどうかはその人の器
パートで働いている母親がスーパーで1パック480円と580円のイチゴを見比べている。「子供たちに美味しいイチゴを買って行ってやりたいが自分の収入からは580円のイチゴはたいへん高価な買い物になる。子供たちの喜ぶ顔を想像しながら1パック480円のイチゴを買って帰ることになる。多くのお母さんはこうした思いでお買い物をしている。
夕方、子供が学校から帰ってくると、お母さんは買ってきたイチゴをお皿に盛りつけて子供に差し出す。「お母さん、フォーク」フォークをつけるのを忘れていた。そそくさとフォークを取って子供に渡す。美味しいと言って喜ぶ顔が目に浮かぶようだ。1粒のイチゴを頬張ると子供は「このイチゴ酸っぱいからもういい」と言い、テレビを見ている。母親がどんな思いでイチゴを買ってきたのかを知る由もない。
たった100円の差で、おいしいイチゴが買えたのかもしれないし、子供の評価は正反対になっていたのかもしれない。美味しいイチゴが買えなかったと子供に言えば、それならもっとお金持ちの家に生まれてきたかったと言う子供もいる。かつて日本では子供は家のお手伝いをするのが常識だった。その頃は、母親がどんな思いでお買い物をしていたのかを店頭で知ることができた。
父親の月給袋をうやうやしく頂いている母を見て、父の存在は大きいのだと思ったものだ。母親といっしょになって調理することで生きるためにたくさんの命をさばかなければならないことも知った。悪いことをすれば問答無用とばかりに普段無口な父親のゲンコツが飛んできた。小さな賃貸アパートでは家族皆は同じ部屋で生活しなければならなかった。人はそれぞれ、他人に配慮することを自然と覚えた。
配慮できるかどうかでその人の人生は大きく違ってくる。配慮できなければ感情をそのまま表現し、相手を傷つけたことにも気がつかないでいるだろう。配慮できる人は、嫌なことがあっても、そのことが起こる背景を理解しようとし自分の感情を表に出すのをためらう。そのため、相手の方に気に入られ、いろいろな面で手助けをしてくださるようになる。
2008年2月27日 (水)
親である前に感情ある人間という認識がない子供たち
生まれてからずっと世話をしてきてくれている親に感謝の気持ちを子供は持てないでいることが多い。中学生になるまでは毎日のように甘えている子供に愚痴一つ言わないで受け入れてくれる親に対して、子供は当然のように甘え続ける。しかし、中学生になり、反抗期を迎えると子供は甘えながらも親の心を深く傷つける言葉を平気で吐くようになる。
親が朝起こすのは当然だろうし、自分が食べたい食事だけを親が用意するのも当然、食べた後の食器を親が洗うのも当然、自分が着た洋服の洗濯も親がしっかりとやっておくのも当然、テレビを見る優先権は子供にあるのが当然、自分の部屋を親が用意するのが当然、自分が欲しいものを親が買うのは当然、自分の要求を叶えるのは親の務め・・・どんどん子供の要求はエスカレートする。
少しでも気に入らないことがあると気分を害し怒り出す。親は子供に使える奴隷のようになってしまう。「うるさい!」「やれよ!」「うざい!」「バカ!」・・・心を深く傷つけられた親はふさぎ込み落胆から抜け出せない状態にまでに追い込まれる。しかし、子供は親の心を深く傷つけていることに気がつかない。もっとも自分に尽くしてくれている親に「ありがとう」という気持ちを失くしてしまった子供は荒れ気味になり自己崩壊していく。
親も子供もどうしていいのかわからないジレンマに陥ってしまう。そんなとき、親も子供と同じように感情のある人間だと教えてあげることだ。君の言葉で深く傷つき悩み模索している親をジッと見ろと教えてあげるべきだろう。もっとも愛すべき人にもっとも非人間的な扱いを平気で行っていることへの反省を促してあげるべきだ。子供のジレンマは親への感謝の気持ちを失くしたことに起因している。
生まれてこれまで、もっとも頼り、もっとも甘えてきた親もまた、ひとりの感情ある人間だと認識して「ありがとう」と言ってみることだ。親というもっとも自分に近い人に辛く当っていては自分の成長はない。10代、20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代、いつまでたっても親と子の絆がある以上、こうしたお互いを傷つけあう関係が起こりえる。過去に何があれ、許し感謝することが必要。
2008年2月26日 (火)
干渉されることへの反発
反抗期を迎える子供が親に横柄な態度をとることがよくある。反抗的な態度がでてくるのは、親離れをしたいからで、これまで世話してきたことをやらないでほしいという態度に変わる。食事や洗濯、朝起きなどこれまでやってきたことへの反感。大きくなっていく子供を見て、親はこれまで以上に子供に関わるようになるが、その多くは成績についてであり、成績を気にすることへの反感は予想以上に大きい。
子供は親の期待に添うために生きているのではなく、子供は自分の人生を歩みたいと強く思うものだ。親は子供がこんな大人に成長してくれればという思いがあるが、それは子供にはありがた迷惑だと思われる。子供が望む道がたとえどんなにリスクのあるものであって、親として受け入れがたいものであったとしても、子供は自分の思う道を歩んでいくものだ。挫折しボロボロになっても子供はその道を歩むだろう。
親として子供にできることは、自分がどんな生き方をしてきたのか、今どんな生き方をしているのか、生きることのルールを守る必要などを教えてあげることだろうと思う。子供は親への反感から暴れたり、引き込んだり、卑屈になったりする。修正するには子供への干渉を止めて、見守る愛情に変わることだろう。親の大きな口は反抗期の子供には要らない。子供は親の期待に添うために生きているのではない。
愛する我が子への期待から、ついつい過干渉になりがちだが、中学生になれば親離れするようになる。種を撒き、新芽が出て、しばらくは手間暇かけて世話をするが、苗が成長すればほとんど手間をかけずにいるほうがすくすく育つ。水をやり過ぎると根腐れ病になり、苗は腐ってしまう。自分で料理し、自分で洗濯し、自分で掃除をする。人には挨拶をし、他人を慈しむ。そこに成績は必要ない。
2008年2月25日 (月)
その人の部屋を見るとその人がわかる
プライベートな部屋はその人そのもので、整理整頓できている部屋を見ると、精神的に安定し、仕事もテキパキとできる人だろうと想像できる。部屋に物を置かない人は、孤独を好み、独りで行動するアウトドア派だろう。整理整頓できている人は、相手の行動を分析でき責任感が強く、リーダーとして向いている。
反対に整理整頓できていない部屋に住んでいる人は、心にゆとりがなく感情的で自己中心的な傾向がある場合や、心に傷を受け悩んでいる最中の人が多い。部屋の散らかり状態はその人の心の状態と同じで散漫でまとまりがなく、投げやりになっているので、言葉にもそれが現われている。
部屋を整理整頓できていない人は、心の問題を解決する手段として部屋の片づけから始めるといいだろう。片づけをしながらきれいな部屋になっていくにつれて、気分も晴れ顔に笑顔が戻ってくる。嫌なことをよく考えて、他人は自分の期待に添うために生きているのではないと知るべきだろう。
2008年2月23日 (土)
相手の懐に飛び込め
皆が集まって話をしていても結論が出ない場合がある。憶測で話をしていたり、気遣いから遠まわしに情報を手に入れようと画策することがある。そんなとき、僕はすぐに問題点を解決するもっとも効率的な方法をとるようにしている。直接、会って情報を聞き出すのが、多くの場合、もっとも正確で速い。
先日は区費徴収の件で皆が集まって、2度請求書を出したが口座に振り込みがないのでもう一度請求書を出すかどうかで話し合いがあった。僕は、僕が直接請求書を出した当人に会いに行くと提案した。会ってみるとソワソワして落着きがない。切羽詰まった事情をお聞きしてすぐに担当者に連絡し感謝された。
かつて先生をしていた頃、担当している生徒が休んでいると、ズル休みだと非難する先生や先生同士でいろいろと生徒の事情を推測しているばかりということがあった。僕はすぐに電話をして事情をお聞きし、病気や事故などであればすぐにお見舞いに行くようにしていた。こうして会った生徒は生涯、僕のことを忘れない。
相手の懐に飛び込むことに躊躇せず、勇気を奮い起して直接問題になっている人や事柄に、冷静に積極的に向き合うことだ。こちらの事情もお顔を見ながら伝えることができ、相手の事情も直接見ながら判断できるので、はやく打開するだけでなく、当事者との人脈も作ることができる。
2008年2月22日 (金)
会社は経常利益の何パーセントを配当に回せばいいんだ?
ある経営者が出資を受け、会社を立ち上げた。その条件は「経常利益の20%を配当に回してください」と言われたが、それは常識的な額なのかどうか?疑問だと僕に話された。1年間経営して1億円の経常利益を出せば、法人税、事業所税、地方税(都道府県民税、市町村民税)、消費税で約50%の5000万円は納税しなければならない。配当に20%の2000万円を支払えば、残りは3000万円を会社に残すことができる。
「会社は経常利益の何パーセントを配当に回せばいいんだ?」株式の世界ではこの問題は配当性向という考え方をする。計算式は、配当性向(%) = 配当支払額 ÷ 当期純利益(税引き後利益) × 100 当期純利益は経常利益の約50%程度としてこの式に当てはめれば、配当性向(%) = 配当支払額 ÷ (経常利益÷2) × 100 まとめると、配当性向(%) = 配当支払額 ÷ 経常利益× 200 となる。
アメリカでは配当性向の平均は上場企業で約30%、日本では約20%程度だから、20=配当支払額÷経常利益×200 となって、配当支払額=経常利益×0.1 つまり、経常利益の10%となって上場企業の平均からすれば約2倍の配当を行うこととなる。アメリカの平均値でも経常利益の約15%程度になるので、この出資はリスクを盛り込んだ出資ということになる。出資をしても、その会社が倒産すれば全額損金となるので経常利益の20%は常識的な額ではある。
配当性向は企業によってまちまちで、日本の上場企業の場合15%から35%程度の幅がある。配当は経常利益の何パーセント=配当性向÷2 と考えればわかりやすいので、倒産リスクの少ない上場企業の場合経常利益の7.5%~17.5%程度が妥当となる。成長企業は業績が良くても、投資機会が多いので、無配にして利益留保にしたいし、成熟企業は、投資機会が減るので、手持ち資金が余剰にならないよう高配当にしてM&Aへの対抗策にする。
出資する投資家や企業は金融機関に預けるよりも高い利回りを期待しているので1%以上の利回りは欲しいと思っているだろうし、出資を受け入れる個人や企業は金融機関からの借入利率(2.5~5%)や返済条件よりも有利なものを期待している。たとえば10億円の出資を受けて1億円の経常利益を出し、2000万円の配当をするか、10億円の借り入れを利率3%で行い、利息だけで毎年10億円×0.03=3000万円支払う方が良いのかという判断になる。
2008年2月21日 (木)
大学受験に失敗したお子様をもつ母親へのお返事
僕は予備校を6年間経営していましたので、その経験を踏まえてお話しします。お子様の進学問題ですが、大学全入時代に受験に失敗するというのは、よほど進学したい大学が難関校でなかなか入れないのではないでしょうか。大学のレベルを落とせば入りやすい大学はたくさんあります。お子様がどの大学のどの学部に進学希望しているのか?その理由は何か(大学が有名だから?友人が進学している?人気講師がいる?実績がすばらしい?恋人との約束?など)?ご自分の偏差値はどれぐらいなのか?基本的な情報を収集してください。
例えば早稲田大学工学部建築学科に進学したいと思っているとなかなか合格しません。そこで工学院大学建築学科にするとか、合格しやすい大学を受験するのもひとつの手段です。勉強内容は同じですので、学歴では差がつけられても、社会に出てから努力すればいくらでも差をなくし、より成長できるものです。大学受験生は大学名にこだわりがあって、その大学にどうしても進学したいという思いが強いものです。そうした話し合いも、予備校の生徒担当スタッフ(チューターなどと呼ばれています)としてください。受験に関しての相談をしてきていますから、いろいろと教えてくれます。
また、2浪目はバイトをさせないで予備校に通わせ、勉強に集中できる環境を作ってあげてください。バイトをして在宅で勉強しても成績は上昇しませんし、勉強しなくなります。今の時代は苦学生は存在せず、親は勉強という金銭投資をしなければ成績は伸びません。大学受験はテクニックであって馬鹿なのかどうかを判別するものではありません。進学希望校の多くの受験テクニックを理解している受験生が合格するのですから、その専門分析力では大手予備校のほうが有利です。受験生はナイーブで傷つきやすく感情的です。心から愛し、たくさん話し合い、子供が置かれている環境を理解するように努めて、精いっぱい声援を送りご主人とともに支えてあげてください。
どこまでも親は無償で子供を愛してあげることが大切ではないでしょうか。子育ての基本は「やさしい笑顔で、口は出さず、金を出す」です。100万円の授業料を黙って払っても、子どもは親がどんな苦労をしてその金を用意したのかをよく理解しています。せっかく予備校に行かしてやったのにテレビやゲームをして息抜きをしている姿を見ると腹立たしくなりますが、ぐっとこらえて1年間耐えきってください。その思いは親への感謝となって必ず返ってきます。人の上に立つ者はぐっとこらえて、笑顔で我慢できなければ人を育てられません。
2008年2月20日 (水)
人間関係の基本はいっしょに食べ呑むこと
信頼しあえる人間関係は言葉だけでは構築できない。いっしょに暮していても、いっしょに働いていても、いっしょに学んでいても、いっしょに食べて呑む関係ができていなければ心を開いて付き合ってはくれないものだ。「おなじ釜の飯を食った間柄」「一宿一飯の恩義」とはよくいったもので、目上の立場にある者は目下の立場にある者への心配りをこうした態度で示す必要がある。
親は子供といっしょに同じものを同じ時間に同じ話題で食べることが必要だし、その中でお互いの立場を理解しあえることがよくある。美味しいものを先に食べさしてあげたり、食材のうんちくを教えてあげたり、愚痴を聞いてあげたり、激励してあげたり、アドバイスをしてあげたり、悩みを聞いてあげたり、やってほしいことを話したり、こうしたことは食事の最中に行うとよく理解されている。
僕はお酒は呑まないので、いっしょに食べるようにしているが、人間も動物と同じで、お互いの信頼関係に食事は絶大な力を発揮する。政治家が料亭を利用して論議したり、幕末維新の志士たちが酒を酌み交わして討論したり、西洋でも重要な議題を通すにはミーティングより飲食付きのパーティの方がより効果的だ。いっしょに食べることの威力を知らない人は是非とも試してください。
最近は上司が部下を指導できないという悩みを抱えている場合が多い。上司は言葉や文書によって業務内容を伝えているが、部下は言葉や文書で動くほど甘くない。賃金を戴くからには賃金に見合う仕事をしなければならないというのは道理であって感動や感謝ではない。部下も人間である以上、感動や感謝があって初めて本気になるものだし、その気にさせるには飲食は欠かせない。
そういえば最近妻といっしょに食事をしていないな、子供といっしょに食事をしていないな、部下といっしょに食事をしていないな、親といっしょに食事をしていないな、主人といっしょに食事をしていないな・・・と思った人は、是非ともいっしょに食事をされることをお勧めします。「衣食足りて礼節を知る」で、食欲が満たされるにつれて笑顔がお互いに浮かんできているはずです。
2008年2月19日 (火)
わかるとできる既存教室 平均売上 毎年増収増益を達成
2008年1月度の既存教室平均授業料売上は前年対比110%、前々年対比135%になっています。2月度はこれを上回るペースで売り上げ増加になっています。もちろん、パソコン関連機器の販売を積極的に行っている教室売上はもっとハイペースで増収増益を果たしています。新規開校教室よりも長年開校している教室ほど業績が良くなっているのは生徒の口コミが広がっているからですし、「わかるとできる」の生徒満足度が高い証拠です。
パソコン教室全体が減少傾向にある中で、「わかるとできる」だけが増収増益を果たしている内部的理由は、わかりやすいカリスマ講師BUNちゃん先生の個別授業、スタッフの親切丁寧なサポート、計画的な営業活動、生徒一人一人の習熟度を把握して対応している生徒担任制度、生徒の方の夢をかなえる個別学習コース提案、納得できる価格などがあり、これらが生徒の口コミとなって入室生を増やしています。
外部環境として、2007年度から始まった大量の団塊世代の退職にともなう初心者パソコン教育へのニーズ、収入源が著しい不景気による転職希望者の増加、ビスタパソコンによる買い替えで再学習の必要性、デジタルカメラの編集に挑戦したいニーズ、パソコン教室の減少があげられます。団塊世代はこれまで誰かにパソコン入力を頼っていたものがパソコンの普及により自分でする必要性が増したことが原因です。
「わかるとできる」の家電販売サイトW3Sの売り上げも好調で今期1億円を突破しました。パソコン機器メーカーも「わかるとできるオリジナルモデル」を積極的に提案してくださるようになりました。特にパソコンの相談なら何でもお聞きしますというワンストップサービスが充実している教室ほど売り上げはよくなっています。アイポッドを買ったけどウインドウズXPで使えない、一眼レフデジカメを買ったけどウインドウズXPでは編集できない、プリンタでふちなし印刷できない、ハイビジョンデジタルビデオカメラを買ったけどパソコンへの取り込みが分からないなどいろいろな相談に対応しています。
2008年2月18日 (月)
応援しているからまっすぐに生きてみろ
僕には3人の子供がいるが3人とも成長し、それぞれ自分の夢を語ってくれる。「お父さん、将来何になってほしい?」と聞かれうことがあるが「お父さんはおまえたちの未来を決めようとは思わない。おまえたちがやりたいように生きればいいだろうし、それを応援するのがお父さんの役目だと思っているよ。お父さんの子供として生まれてくれたことがお父さんの自慢だ。」とこたえている。
「どんなに他人から思われようとやりたいことがあればまっすぐに挑戦して生きてみることだ。どんなに非難されようと馬鹿にされようとお父さんはいつもおまえたちを応援しているから、それは絶対に忘れないように。人生は失敗と迷いの連続だが、決して諦めず焦らず、勝つと思って挑戦し続けてごらん。何度負けたとしても、そこから得るものは大きいし、次の挑戦への糧になる。」
僕は勉強しろとはいっさい言わないが、子供たちは僕が家で勉強している姿を見て勉強している。態度で示すほうが言葉よりはるかに説得力があるようだ。失敗する、後悔すると思っても僕は子供に口出しをしないで、じっと見守っている。大失敗すれば、思いっきり後悔すれば、その経験は将来必ず役に立つ。人生にもう遅いはなく、反省したときが新たな始まり。
2008年2月15日 (金)
子供と母親の甘えの構造
子供が学校に通うころ、母親は朝になると子供を起こす。ぐずる子供に最初はやさしく話しかけているが、時間が迫ってくると焦りから叱りつけるようになる。しぶしぶ起きてきた子供は母親に感謝するどころか「うるさい」と怒鳴りつけて学校に行く。毎日のように続けば子供は母親を疎んじるようになる。そこには子供と親の甘えの構造が見受けられる。
子供は朝になると自分を気持ちよく起こす役目は母親で、その役目をしっかりと果たさなければ母親失格だと思い込んでいる。起こすことができても怒鳴りつけられたり叱りつけられたりすれば起こし方失格だという認識がそこにある。しかし、その行為が本当に親の役目なのかを考えたこともなく、見返りとして自分が果たす役割は何かを考えたこともない。
母親は学校に通ってくれれば子供は成長してくれるものだという安心感や、毎朝学校に通わせることが母親の務めだし、朝起きてこない子供がいれば恥ずかしいという思いもある。勉強させるようにいろいろ干渉するのは子育てとしては失格で、子育ての基本は親から巣立ってひとりで生きていける逞しさを身につけることで勉強よりも大切なことはたくさんある。
子供は学校に行くものだという考えは危険で、学校では陰湿な苛めがある危険性もある。行きたくなければその理由を聞くことが大切だろうし、原因がわかれば対策を講じることも必要だ。また、一人立ちするにはひとりで朝起きできることが必要不可欠だという認識とできるまで起こさないで見ている我慢も必要だ。親子の間に生きることへの対話がなされていなければ甘えの構造は断ち切れない。
人間関係の基本はギブアンドテイク(Give and Take)で、最初に相手が望んでいることをしてから、自分が望んでいることをしていただく。自分が望んでいることをしていただいたときは感謝の気持ちを言葉と行動で表わし、相手が望んでいることがあればしてあげるという考えが必要だろう。家族であってもその基本に何ら変わりはないし、より注意しなければならない。
2008年2月14日 (木)
過去のマーケティングはできても未来に売れる商品はマーケティングできない
マーケティングの素晴らしさは過去の出来事を分析・検証し論理的に何がお客様に受け入れられたのか、られなかったのかがよく分かるようになることで、その情報をもとに今後の対策を打つことができる。つまり当たり外れの少ない商品開発には適した分析方法だ。また、既存商品のマイナーチェンジには効果的な方法となる。
新商品となるとまったく状況は違ってくる。マーケティングをもとに商品開発したものでも、新たなマーケットを切り開いたフロンティア商品には勝てない。つまり、マーケティングは既存商品の延長上にあるのでアイデア豊かな商品には見劣りしてしまう。カセット式移動音楽再生機がハードディスク型移動音楽再生機にとって代われるようなものだ。
商品開発は未来のお客様に対して驚きと感動を喚起し購入意欲をそそるものでなければならない。そこに商品開発の面白さがあり難しさもある。マーケティングレポートを参考にしても頼り切ってしまってはいけない。未来はいつも斬新で発想豊かな商品に魅了されていくものだ。商品開発の担当者は自己主張が明確でなければ売れる商品とはなりえない。
2008年2月12日 (火)
和歌山県のレクサスのショールームアシスタントの月収は146800円
トヨタのトップブランド、レクサスでいちばん安いISは390万円、LSになると1330万円もする。そこで働くスタッフは清潔で上品な服装に身を包んで、最高のおもてなしでお客様をお迎えする。ショールームに入るお客様もお金持ちばかりに見える。高級感あふれる店内にいると、どこかのリゾートホテルにいるような錯覚に陥る。
和歌山県のレクサス店ショールームアシスタントの初任給は146800円パソコンのできる方となっています。ダイハツの販売店事務職での初任給は132800円、パートだと750円から800円が相場でパソコン入力ができる方となっています。こうしてみるとレクサスのショールームで上品に対応してくださる女性スタッフはお金持ちではなさそうです。
車の販売店では業績悪化が著しく閉店しているお店も増えてきています。業績悪化に悩む企業では給与アップとなる儲けが出てきません。人件費に年間6000万円出している企業が10%の給与を上げるには600万円の経常利益をアップさせなければなりません。経常利益率が5%の会社では600万円÷5%=1億2千万円もの売り上げ増加が必要です。
平均単価が250万円なら1億2千万円÷250万円=年間48台(月4台)の販売増加が必要です。しかしガソリン代が高騰し中型車から小型車への買い替えもあり平均単価の下落は激しくなっています。もしも平均単価が200万円に下がれば1億2千万円÷200万円=60台(月5台)となります。ひとりの営業マンが毎月もう1台多く販売できれば給与アップは可能です。
単価アップの方法としてはより機能、環境、デザインを重視したオプションを充実させることしか道はありません。また、購入回数を増やす方法としては、3年後の買い替え需要を喚起するようなローン販売があります。販売店ではお客様が離れないように買っていただいている車のメリットになる情報(メンテナンス、現在の中古価値、ナビゲーションの更新など)を絶えず流していくことです。
2008年2月11日 (月)
二兎を追う者は一兎おも獲ず
企業経営者はひとつの業種で少し成功したと思えば、他業種に手を出して失敗することが良くある。かつて日本一の売り上げを誇り経営破綻したカネボウは多角化戦略(ペンタゴン経営)の代表格であった。繊維、化粧品、食品・・・多くの企業がペンタゴン経営に心酔し真似をしていった。しかし、多角化した企業のほとんどは業績悪化に悩み選択と集中を余儀なくされた。
優秀な人材を多く抱える上場企業ですら多角化経営は難しい。ましてや中小企業は何おか言わんやであろう。IT化とグローバル化で経営環境は激変している。経営者であれば選択と集中に徹し、勝ちパターンに徹するのが賢明だろう。儲かっている事業部など経営者のちょっとした気の緩みに付け込まれ、あっと言う間に赤字になっていくのはカネボウが教えてくれた。
僕の知っている経営者にもたくさんの事業部を作ってみたり別会社を設立したりしている人がいるが、その全部を足しても僕のたったひとつの業績の足元にも及ばない。そして僕はたったひとつの事業で成功しても他業種に手を出さないで、成功している事業を拡大するか、より強くする経営しかしない。自分の勝ちパターンをより磨く方が新たな挑戦よりもリスクが少ないからに他ならない。
ひとつの業種で成功できない経営者は他業種に手を広げても成功しない。成功できない原因は経営者の力不足にあり、社会環境や従業員の所為ではない。儲かっていると聞けば、その業種に挑戦したくなるが、成功できるのは全力ですべての力を集中できる経営者でしかない。「あんた!本気でやっているんかい?」片手間で成功できるほどお客様はやわではないことを思い知る時が必ず来る。
2008年2月10日 (日)
資産価値の減少が著しい不動産
1000万円の土地に2000万円の建物を建てれば購入費は3000万円になる。年収300万円前後の人々に販売する手頃な不動産価格は年収の10倍までという原則からすれば、多くの不動産価格はこの辺で落ち着いている。都市部では平均年収が400万円を超えるので住宅価格も4000万円~6000万円程度になる。また、人口流入地区の不動産価格は上昇し、人口流出地区の不動産価格は下落する。
さて、3000万円で購入した戸建ての土地の値段は現状維持できるとしても建物部分は15年で90%下落する。つまり、15年後は土地代1000万円+建物2000万円×0.1=1200万円の価値になる。15年で1800万円もの資産が失われたことになり1年間に120万円の下落となる。地震が多い日本では建物に対する価値は欧米のように認められていないし、終身雇用制度が崩壊した日本ではいつ不動産を手放さなければならないか分からないのでこうした資産下落は手痛い。
3000万円を年利2.85%の変動金利で35年間借り入れた場合の住宅ローンは毎月の返済額が113371円、年2回のボーナス月が113371円加算され年間では1360452円、15年後のローン残高は19898531円(約2000万円)。返済して住み続けているが、15年後、もしも中古住宅として1200万円で販売すれば800万円の新たな借金が増えているのと同じことになる。これを避けるには返済期間を20年にして返済額を増やし、資産の下落以上に返済するしかない。
貸借対照表でみると購入時は、資産=負債+純資産 で純資産ゼロになっているが、15年後は負債が資産を上回り債務超過という事態になっている。もちろん35年間住み続けて完済すれば建物の価値はないにしても1000万円の土地代の資産があるので純資産は1000万円となる。人口減少期に入ると空き家が増えるので安い中古不動産の出物が増えるのを待っているのもいいだろう。
2008年2月 8日 (金)
マーケティングなきビジネスは羅針盤なき船とおなじ
マーケティングの定義は、「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動」で、簡単に言えば「いつ、誰に、何を、どんな方法で売ればもっとも業績が良くなるかという売れる仕組み」ということ。売れない商品でも、売り方を変えれば売れる商品になることはよくある。
200万円前後の車の購入では3年ローンを組んで、毎月6万円程度の支払いになる。そこで3年後は買い取り、売却、乗り換えなどの選択をしていただくことで3年後の価値を40%程度にして残り60%分を3年でお支払いいただくようにすれば毎月の支払は35000円程度に収まる。3年で買い替えれば業績はさらに良くなる。こうした販売方法を変えることで売り上げが良くなるようにすることをマーケティングという。
販売したい商品を必要としているお客様はどこにいるのか?お客様にどのように販売すればもっとも効果的なのか?お客様は自社・自店舗にどのような期待を抱いているのか?どんなお客様が販売したい商品を求めているのか?これまで売れないと思い込んでいた商品でも販売方法を変えるだけで売れるようになる。包装紙を変えたり、販売先の新規開拓をしてみたりとやり方はいくらでもある。
マーケティングは前提として販売する商品やサービスがお客さまにとって必要とされるものでなければならない。また、販売する商品やサービスを比べられても優位性が保たれていなければならない。お客様が必要とされないものを売りつける方法論はマーケティングではなく詐欺だ。前提が崩れているビジネスは商品やサービスの開発から始めなければならない。
お客様のニーズを知り、お客様のニーズを満たす商品やサービスをつくり、お客様がその商品やサービスを知り、特徴をよく理解できるようにし、手に入る場所に商品やサービスが置かれるようにし、適切な価格で提供されて、はじめてその商品やサービスは売れていく。嘆いていても批判していてもモノは売れない。業績は計画→実行→検証・分析→修正計画を繰り返すことでよくなる。
2008年2月 7日 (木)
大排気量の車のガソリン代はバカ高い!
排気量1300ccクラスの乗用車ではレギュラーガソリン1ℓで16kmぐらい走ってくれる。1か月に1200km走行して75ℓ給油するので毎月のガソリン代金は155円×75ℓ=11625円になる。年間では11625円×12か月=139500円、田舎では車がなければ移動ができないのでこれぐらいが平均的なガソリン代だろうと思う。僕の家の場合はもう少し安くて毎月8000円程度になる。
いつかは大排気量の車に乗りたいと思い、思い切って排気量2400ccの車にしたとすれば、車両代でプラス100万円は必要だろう。2400ccだとレギュラーではなくプレミアムガソリンになるので1ℓ=170円程度になるし、燃費も6km/ℓ程度まで落ち込む。16÷6=2.67倍、つまりガソリン代は2.67倍になるので、レギュラーガソリンにしても毎月31000円、年間372000円になる。プレミアムガソリンでは毎月34000円、年間408000円になる。
排気量3500cc以上の車になると街中で走っていると燃費は4km/ℓ程度にまで落ち込む。16÷4=4倍、毎月のプレミアムガソリン代は51000円、年間612000円にもなる。たったひとりで大きな車に乗るということは馬鹿な出費を重ね、大量のCO₂を排出しているということになってしまう。低燃費のエコカーを買って、燃費が24km/ℓであれば、1200km÷24ℓ×155円=7750円/月、年間93000円のガソリン代で済むということになる。
2000ccの車から1300ccの低燃費車に乗り換えて、1台あたり年平均900ℓ程度のガソリンの節約になれば、100万台でも9億ℓもの節約ができる。原油の高騰に苦しむ日本のためにも低燃費車は有効だ。これまでは小排気量車=低価格車という戦略だったが、高額でも低燃費車で魅力ある車を作れば、こだわりのあるカーマニアも小型車を乗り回してくれるだろう。
2008年2月 6日 (水)
学習塾のM&Aが進んでいる理由
教育事業各社の合併・買収(M&A)が活発になっている。大手同士の買収もあれば、大手が中小塾を買収することもある。また、教育出版事業者が学習塾を買収することもあれば、予備校が学習塾を買収することもある。その理由は業績悪化が進んでいるからで、子供をマーケットにしているかぎりM&Aによって業績悪化を食い止めているにすぎない。
学習塾のマーケットである0歳から14歳までの年少人口の推移は、1980年代初めに2,700万人程度であったものから2000年国勢調査の1,851万人まで減少し、年少人口は、2003年に1,700万人台に減少する見込み。その後、2016年には1,600万人を割り込み、2050年には1,084万人の規模となるものと予測されている。つまり、お客様はどんどん減少している。
2700万人もいた市場が1084万人になる。子供というマーケットは今後60%もの減少が起こりうる。1980年代に1億円を売り上げていた学習塾が2050年代には同じことをしていても4000万円しか売り上げが出せない状態になる。業績を伸ばすには他業種に手を出すか、M&Aによる淘汰を行うか、日本から世界に向けて飛び出すかしかない。
知り合いの学習塾経営者がどんなにチラシを入れても生徒が集まらないと嘆いていた。売上は年々減少し、多くの仲間も廃業したり、大手の学習塾の講師になっている。ブランドを構築できえない学習塾は淘汰される運命にある。そんな中、あえて学習塾を始めようとする友達がいたので辞めるようにアドバイスした。FCに加盟するならFC本部の決算書を先に分析するべきだろう。
狙うならシルバーマーケットで、老年(65歳以上)人口の推移は現在の約2,200万人から2013年に3,000万人を突破し、2018年の3,417万人へと急速な増加を続け、2043年に老年人口はピークに達し、その後緩やかな減少に転じ、2050年に3,586万人となる。日本で内需の拡大が見込めるのはこの市場しかない。「わかるとできる」はこの市場に強烈な強みを戦略的に発揮している。
2008年2月 4日 (月)
観察して、褒めて、叱って育てる
親、上司、社長、グループ長など人を指導しなければならないときの人材育成の基本で、これでいいと思っているときはじっと観察しています。これでいいと思っていますから、何をアドバイスしても聞く耳を持ちえていません。下手にアドバイスすれば反抗的になったり、落ち込んだりして手がつけられません。こうしたときはじっと観察(無視)して本人がこれではダメだと気がつくまで放置します。
これではダメだと気がついてアドバイスを求めに来るようになれば、しっかり褒めてあげます。「君はすばらしい!」「とっても凄いことだよ!」「よく気がついたね。なかなか反省なんてできるものではないんだよ」「よくできたね!」ダメだと思っていますから落ち込んでいる心に褒め言葉は沁み込んで深い反省と素直な心にしてしてくれます。
ヤル気になれば、こんどはしっかり叱ります。「ここが抜けているんだよ」「ここは不必要なんだ」「お客様にもっと近い存在にならないと」「このプランニングはまだまだ甘い」具体的なビジネス論はヤル気になったときに力を発揮します。この3段階を経て人材は育ってきます。ヤル気になって努力しているときはどんなに叱っても就いてきます。
この3段階を経て、親と子、上司と部下、社長と従業員、グループ長とグループ員などの信頼関係が築かれたとき、その信頼関係は生涯にわたって変わることがありません。僕は自社の従業員、加盟校のスタッフやオーナー様をよく叱りますが、彼らの多くは嬉々としていますし、僕の子供は叱ってもらえる人たちがうらやましいと言います。
観察期間が長い、短いの違いはありますが、観察しているときは「やさしい目、大きな耳、小さな口」でいることです。「あなたはやさしい目で子供を見ていますか?」「あなたは子供の話にジッと耳を傾けていますか?」「あなたは子供にたくさんアドバイスしていませんか?」愛情溢れる心で物事を見つめてみましょう。


