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2008年3月26日 (水)
恩を忘れた幹部に部下は就いてこない
幹部職にある者は、自分が任された部署が自己所有であるかのような錯覚に陥ることがある。自己都合で上役への報告・連絡・相談を忘れ、経営者にすら信頼を置かなくなっていく。自分がすべてを行っているからこそうまくいっているのだと確信して、他の部署との相互信頼を失くして退職勧告を受けてしまった幹部がいた。
自分たちの部署は自分たちでやっていくのだと他の部署との距離をどんどん深めていく。経営者のことを疎んじるようになり、反感すら覚えて、経営者に相談する部下を詰問するようになる。会議にも出ようとせず、自分たちのことはかまってほしくないと態度を決めているが、思いどうりにいかないことは経営陣や他の部署のせいにしていた。
幹部は自分は絶対に退職させられることはないと思っていたが、退職させられてみると、自分になびいてくる部下はほとんどいなかった。感情的になった幹部の方に僕は聞いた。「あなたは部下から連絡・報告・相談されず、ミーティングにも出席しない部下がいれば、その部下を優秀なスタッフだと思いますか?」「あなたに批判的で、上司に対して批判的なことを言っているスタッフを信頼できますか?」と聞いてみた。
「感情的なあなたに高額な給与を払い、賞与を与え、昇給もして来た経営者。あなたはそんな経営者を信頼しようとせず、報告・連絡・相談を怠り、他の事業部との連絡を絶ってきた。他の事業部の幹部の方はそんな経営者とあなたを比較する。もちろんあなたの事業部の部下も経営者とあなたを比べる。愚痴を抱えた幹部は感情的になるので部下が就いてこないのは当たり前だと思いませんか?」


