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2008年3月15日 (土)

退職していった人が誇りにしてくれる企業であれ

有名企業であれば、退職していった人でも「私は~で働いておりました」と話す。そこにはその企業で働いてきたことへの誇りがある。また、その企業も人を育てることに努力を惜しまない。従業員が一致団結して、業績向上、安全確保、業務改善に取り組んでいる。経営者や役員も従業員からのたたき上げが多く、労働者との垣根はほとんどない。

中小零細企業では、退職していった人が「あの会社はひどかった」「あの従業員はひどかった」という場合が多い。即戦力を期待するので研修に時間を割けないことにも原因がある。従業員が一致団結して、業績向上、安全確保、業務改善に取り組む時間がない。経営者や役員は先代からのご子息が多く、労働者とのコミュニケーションはほとんどない。

こうした事情から中小零細企業では経営者と従業員とのトラブルが発生しやすく、なかなか自社を誇りに思ってくれない。僕は従業員の皆様が自社を誇りに思ってくださるような努力を惜しまない。もっとも大切なことは経営者として絶えず自分を磨き、いつも従業員に感謝を忘れない姿勢を態度で現すことだろう。次は、従業員研修や福利厚生面での充実となろう。

先日、退職していった当社創業のころの幹部社員に会った。大恩人ともいうべき幹部社員を僕は追い出した。「おまえはここにいると甘えてしまう。他人の飯を食ってもっと成長しろ」と僕は言った。あれから3年、成長した彼に会った。うれし涙を流す彼を見て心から嬉しく思った。退職していった社員が誇りにできる企業でいることは、そこで働く従業員が誇りにできる企業でもある。

2008 03 15 [経営] | 固定リンク