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2008年4月24日 (木)
魚の行商にアポ取り訪問はありません
23歳で魚の行商を始めたが、魚の行商の基本は飛び込み訪問で、最初に玄関のドアをパッと開けて「おはようございます、魚屋です!奥さん、いませんか?」と大きく元気で歯切れのよいお声掛けをします。当日までに電話して予約をお取りしてその時間に訪問し、玄関先でドアホンを押している魚屋など倒産してしまいます。誰にも教えていただいたことはありませんが僕の行商テクニックをお教えします。
ヤクルトの訪問販売も飛び込み訪問で新規開拓をしています。どちらにも共通しているのは商品よりも先に自分を売ることを考えているということです。嫌味を言われても笑顔で応対し決して感情的になりません。この笑顔を最初に売ることができれば商品は説明しなくても売れます。この笑顔を売ることで飛び込み訪問をこなしているとあごがひきつってしまうこともあります。
セールスが下手な人は商品を売ろうと考えますが、お客様は売る人を見て印象が良くなければ欲しい商品でも買いません。「何ですか?」というお客様の問いかけにも最初は商品説明をしません。「今日は、とっても良い天気ですね!」とか「とても素敵な家なのでお声をかけさせていただきました!」とか「奥さん、お綺麗ですね!」など、一言こいつはお調子者だと思える話を入れます。
訪問先の方に笑顔が浮かぶまで馬鹿だと思える話をします。お客様に笑顔が浮かんでやっと商品説明に入ります。「今日は、とっても活きの良い魚を地元の漁協から直送で持ってきました。とっても新鮮ですから見てください!」と言います。このとき、安いという話は絶対にしません。最初から安いと言えば訳ありと思われますので、新鮮、現地直送、活きが良いというキャッチコピーにします。
玄関先から行商の車に来ていただくまでも「奥さん、お魚はとっても健康に良いですよ!」とか「ダイエット食に魚は絶対ですよ!」といった会話を入れます。たまに「奥さんのような笑顔の素敵な方に会えてうれしいです」という変化球も投げてみます。こうして仕入れた魚を見せますが、活きが良く見せるには氷水に浸していることと手に持って揺らし、元気な大声で話すことです。
買っていただいたお客様には、売れ残りそうな魚をおまけしてあげることも欠かせません。「これはちょっとスーパーでは売っていませんが、底物でたまに網にかかってきます。焼きでも煮つけでも美味しい魚です。サービスで入れておきますから試してみてください。」サービスは買っていただいた魚を入れないことで、必ず種類の異なる魚にすれば、こちらに商品知識があることをアピールできます。


