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2008年5月 1日 (木)
仕事は下意上達でござる
紀州藩主(現在の和歌山県)から江戸時代の第8代将軍になった徳川吉宗は享保の改革を行ったことで知られている。彼のやり方はボトムアップ(下意上達)式経営で目安箱を置き、その中に「江戸では貧富の差が激しく野たれ死にする老人がいて見るにしのびない。幕府の援助で収容施設を作ってほしい。」という意見書があった。吉宗将軍はさっそくこの意見書を書いた小川に会い、大岡越前にこの意見書を実行するように言い、小川に初代の所長になるように言った。小石川養生所は東京都養育院となり、初代の小川先生は赤ひげのモデルになった。
僕もボトムアップ式経営の実践者で、現場のスタッフやお客様の意見を取り入れ現場に即した事業計画を練り上げるが、それは僕が練り上げるのではなく、現場スタッフが自分たちが担当している地区やお客様の意見を聞きながらお互いに話し合って出てきた意見を優先するのもとなる。現場ではお客様の意見とスタッフの意見が違うこともあり、そのときはどちらの意見を優先するのかアドバイスすることにしている。
言いだしっぺがその意見を採用され実践できるということはヤル気十分で、そのことが仕事をする上では最も大切な要素になってくる。仕事はヤル気でヤル気は自分たちがやりたいと心から思っていることに違いない。やりたくもないことや疑問に思っていること不安に思っていることなどを実践しても成果はたかが知れている。それよりも現場の主役が納得してヤル気になったことを失敗を恐れないで実践できる環境を作ってあげることが経営者に与えられた仕事だろうと僕は思う。


