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2009年6月28日 (日)

上司と部下の付き合い方

真剣に仕事をするほどに自分と上司との意見の食い違いが生じることはよくある。経営者である僕と専務である植田の間にもこれまでたくさん意見の食い違いがあった。お互いにこの会社を思い必死になっているからこそ生じるもので植田の考えを紹介する。

植田専務は僕とふたりきりのときに自分の考えを正直に話しだす。それは僕の考えとまったく違っていることもある。最後まで僕に話した後、植田は付け加える。「私の上司は社長ですので、私の意見はお伝えしましたが、最後はどのような決定であれ私は社長の意見についていきます。」

僕の考えを押し通すこともあるが植田はいっさいの不満を感じることなく全力で自分の意見とは違う僕の意見を全面的に推し進めてくれる。東芝という歴史ある企業風土で養われた従業員たるべき者の態度を僕は恐れ入りましたと感じてしまう。

あるときは、植田の意見を採用することもある。そのときでも、これは自分の考えだとはいっさい言わないで僕の意見であるかのように振舞っている。あくまでも仕えている上司を支えることに徹する態度は同じ東芝出身の山口常務にも当てはまる。

部下である自分の意見が上司に受け入れられないと拗ねることなど東芝では考えられないのだろう。最終的な決定権を持っている上司の決断は自分と違っていても全力でやりきる。その潔さは、まるで現在に生きる武士そのものだと恐れ入る。

2009 06 28 [仕事] | 固定リンク